四国八十八カ所お遍路ツーリング「涅槃の道場」編レポート その3(結願!)

さて、長かったお遍路の旅も、いよいよ最後の80番台に突入します。
79番「天皇寺」から80番「国分寺」に向かうところから。

この頃になると、暑さも度が過ぎてきており、はっきり言って意識朦朧…(T_T)
熱中症にならないようにと、コンビニで買った凍ったスポーツドリンクも、すぐに溶けてしまいます。

第八十番札所「国分寺」

霊場中に四カ所ある「国分寺」最後のお寺。
境内の大部分が創建当時の姿を残しているそうで、大変風格のある札所。
旧境内の全域が国の特別史蹟でして、梵鐘は四国最古らしい。

ただ、境内に場違いなほどキンキラキンの大師像がありまして、金運が良くなるのかなんか知らんけど、年配の男性が端から見てて滑稽なくらいに一所懸命にお参りしているのが一番印象深かった…(^_^;)
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第八十一番札所「白峯寺」

香川県有数の景勝地「五色山」のうち、白峯にある札所。
瀬戸内海にも近いことから、標高300メール超の現地は途中の道も含め、なかなかの景色!

ツーリングスポットとしても有名な「五色台スカイライン」もこのエリアにあります。
ロケーションも良いせいか、参拝者も結構多いです。
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第八十二番札所「根香寺」

「五色山」の主峰「青峯山」にある札所。
風格があり深緑が気持ちよい参道に心が癒される。
ここは紅葉の時期はさぞや見事であろうと思います。
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第八十三番札所「一宮寺」

高松市街に一番近い札所、といっても中心部までは約7~8キロはあります。
阿波・土佐・伊予・讃岐の四カ国の県庁所在地で、高松だけが街中に札所が少ない気がします。

境内も綺麗に手入れがされ、「一宮」と言うわりには静かで落ち着いた雰囲気のお寺さんでした。
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第八十四番札所「屋島寺」

「屋島」という海沿いの眺望の良い高台にある札所。
麓から山上までは「屋島ドライブウェイ」という有料道路があるのですが、少し前に無料化されており、少し得した気分。

ここ「屋島」は、周辺に水族館や瀬戸内海を間近に望む展望台等もある景勝地として、香川県でも有数の観光地である。
高松市街地からも近いことから、高松市民の憩いの場らしく、平日にも関わらず地元の人で賑わっておりました。

お寺は大きくて金を掛けた造りですが、どうにもケバケバしくて落ち着かない…(^_^;)
83番からの道が分かりにくく、たいぶ迷いました(笑
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第八十五番札所「八栗寺」


屋島の東側の対面に位置する「五剣山」の山上にある札所。
ここでの楽しみは、麓から伸びるケーブルカー「八栗ケーブル」に乗ること(^^)

後で知ったのだが、この「八栗ケーブル」と、21番「太龍寺」・66番「雲辺寺」のロープウェイは、共に「四国ケーブル」という同じ会社が運行しているそうです。
運賃も、往復930円と、ロープウェイに比べてかなりリーズナブル。

大正15年開業と歴史があり、戦中の不要不急路線廃止(金属供出)による休止期間を経て、昭和39年に再開業したそうですが、当時の車両を今でも使っている、なんともレトロな雰囲気満点な路線なのである。
当然、エアコンなんぞは無いのですが、走り出すと開放された窓から入る風が気持ちいい~(笑

山上駅から札所までは歩いて5分ほど。
高松藩主松平家に庇護されたお寺は、山上のお寺らしい清々しい厳粛な空気の漂う札所でした。
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第八十六番札所「志度寺」

高松市内を抜け、港町の雰囲気が色濃く漂う、さぬき市は志度の街にある札所。

ここ志度は平賀源内の生地だそうでして、近くに記念館があるので是非とも見学したかったのですが、いかんせん時間も午後3時半と押していることから先を急ぎ、泣く泣く断念…(T_T)
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第八十七番札所「長尾寺」

「志度寺」からは、これまで東に東にと向かっていたルートを大きく南に向きを変え、徳島方向に。
徳島との県境の山手に向かって走りますが、ここのところ平野部の市街地走行が多かったので、久しぶりの田園地帯にライダーとしては心癒される(笑
長尾の街は古くからの門前町で、ローカル色満点な高松の地方私鉄「琴電」もこの街まで伸びている。

四国八十八カ所霊場は、言わずもがな空海こと弘法大師ゆかりのお寺なので、宗派は真言宗なのだが、おそらく、ここ「長尾寺」だけが天台宗のお寺ではないかと。
その辺の経緯は簡単に調べると、密教の歴史を遡ることに。

天台宗の開祖は「最澄」であるが、一緒に唐に修行に行っていたのが弘法大師だそうです。
禅宗が全盛の当時の日本の仏教界において、革新的な教えであった密教の宗派である真言宗(空海)天台宗(最澄)を、それぞれが帰国後に開いたのですが、どうもその辺りの事情が関係しているみたいですが、いまいち詳しくは分かりませんでした。

さあ、いよいよ次はラスト「大窪寺」へ向かいます(^_^)v
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87番「長尾寺」で参拝を終えたのが午後4寺過ぎ。
ここから最後の「大窪寺」までは約20キロの道のりで、納経所の締め切りの午後5時に間に合うか微妙なところである。

一応、間に合わない時にも対応できるように、事前にこの日の宿はそんなに遠くない場所に押さえてはいるのだが、明日からの行程上の都合もあるので、一か八か「大窪寺」まで行ってみることにする。

この日は結局、1日で17カ寺を巡ることになり、これまで計5回の遍路行で一番多くの札所を巡ることになりますが、当然それだけ回るとなれば、相当な駆け足ペースであったので、最後くらいはゆっくりと、これまでの思いをじっくりと噛みしめながらラストランをしたいところであったが、どうもそうはいかない様である…(笑

真夏の灼熱の暑さでの遍路行であったので、疲労もピークに達していたのであるが、最後にファイト一発!オロナミンCである(笑


第八十八番札所「大窪寺」

長尾の街から南下し、山中の交通量閑散な快走路であったので、なんとか午後4時45分に到着!
このタイミングだと、参拝手順を入れ替えて、先に納経所に行き御朱印をいただくのが常道なのだが、最後くらいはキチンと参拝したいので、本堂、太子堂と参拝し、ほんと午後5時ギリギリに納経所を訪ねる。
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納経所では労いのお言葉と「結願所」の御朱印をいただく。
ここで別料金を支払えば「結願証」という大きな賞状の様なものが戴けるのだが、バイクで積載スペースも無いので諦めることに。
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夏の夕暮れ。
蝉時雨。
吾一人。


南無大師遍照金剛同行二人


人の気配もない山中の境内は、我が輩の最後の遍路行を締めるに相応しい、何とも静かで物哀しい雰囲気である。

万感極まれりとはこの事である。

門前の休憩所でコーラをがぶ飲みしながら一服し、この気分と雰囲気を満喫する。

最後は変なテンションになり、独りで恥ずかしい写真を何枚も撮ってしまったのである(笑
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これまで、旅を共にしてくれた愛車も思わずなでなで。
ありがとうNMAX君!
このために買ってよかった~(^^)

はっきり言って、遍路行やタイトな移動が多いバイク旅には、原付二種スクーターは荷物は積めるし疲れにくいはで最強です!
これを買ってから、我が輩のツーリングスタイルが大きく変わりました(^_^)v
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ゆっくりと最後の札所を味わったあとは、一路、晴れやかな気持ちで今夜の宿へ向かいます。
よく考えたら、この日はろくすっぽ食事をとっていなかったのでお腹ぺこぺこ…

宿の近くにある、讃岐うどんの名店「かわたうどん」で、ちょっと豪勢に特上天ざるうどんを食します。
うまかった~(^^)

写真をよく見ると、全体的に薬味である小ネギが散らかっているが、これは我が輩が旅の疲れからか、薬味が入った小皿を落としてひっ散らかしてしまったのだ…(笑
それを端で見ていた可愛い女性従業員さんが、その後新しい薬味を持ってきてくれたのであった(^_^;)
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この日の宿には、展望大浴場があるので、ゆっくりまったりと旅の疲れを癒す。

これまで足かけ2年、計5回の遍路行であったが、無事の「結願」を祝し、部屋で独り祝杯をあげ、早々に沈没したのであった…

明日からは、白衣の脱ぎ捨て、お遍路さんからツーリングライダーに変身するのだ!


つづく
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by gotutrk | 2017-11-16 05:13 | 四国八十八カ所お遍路ツーリング | Trackback | Comments(0)

「ごつ」の単車生活


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