四国八十八カ所お遍路ツーリング「涅槃の道場」編レポート その1

さて、春に三男坊と行った遍路行から約4ヶ月。

今回の旅は、二年前にお遍路を始めた時季と全く同じ真夏に行くことに。
ちなみに、前回の旅で「春夏秋冬」全ての季節を遍路で巡ることができましたので、今回は季節が一巡し、原点回帰といった感じ(笑

あの時には暑さでホトホト参ったので、本当は涼しくなってから行きたかったところであるが、長男坊は受験前だし、昨年の家族旅行でUSJとか行って贅沢したので

嫁「今年は夏の家族旅行には行かなくていい、お遍路に行ってきたら~」

と言うので、せっかく貰った休暇を無駄に過ごしたくないので、気合いを入れてお遍路に行くことにしたのである。

今回のスタート地点は、愛媛県西条市にある、第六十一番札所「香園寺」から

なお、ここから65番「三角寺」までは愛媛県内を巡る「菩提の道場」であるが、結果的に今回の旅が「八十八カ所巡り」最後の旅となり、レポートのほとんどを香川県内の札所で占めていることから、タイトルは「涅槃の道場編」とする。

今回の予定は3泊4日。
原付をトランポに積み込み、一路四国への玄関口である臼杵港へ。

未明の午前2時40分発の便のせいか、なんと平日この日の利用客は我が輩だけ…
なんとも贅沢な気持ちになった船出である(笑

午前5時に八幡浜港に入港~
今日の長い一日に備えて、無人の船内でガッツリ寝ることができたので体調万全!

ここから西条までは約110キロの道のり。
最短距離は、海沿いの「夕焼けこやけライン」経由なのだが、朝の通勤ラッシュの松山市内は避けたいとこなので、ここは国道379号の砥部町経由の峠越えルートをチョイスし、松山道の川内IC付近で国道11号に入ることにする。

納経所が開く、午前7時に「香園寺」に到着~
う~ん、もう既に暑い…(^_^;)


第六十一番札所「香園寺」

なんとも現代的で立派な、鉄筋コンクリート造りで異色な本堂の札所。
いまいちミスマッチな感は否めない。
駐車場内にある62番札所の「臨時納経所」は、あまりにも素っ気ないのであえてスルー。
c0133458_14492583.jpg

第六十二番札所「宝寿寺」

このお寺さん、御住職が「四国八十八カ所霊場会」の方針に異を唱え、独自の運営方針をとったことでマスコミ等でも話題になり、内外に物議を醸し出した寺院。

現在の状況は、霊場会から62番札所として認めないと除名され、そのせいで61番「香園寺」の駐車場に62番の納経所を設置されるという、巡拝者にとって、なんともややこしい状態にあるのである。

ネットで検索すると「文句を言われた」「写真を撮ったら怒られた」等とネガティブな噂も聞いてはいたので、恐る恐る参拝。

まだ朝も早いせいか、境内には我が輩独り。
山門で一礼し、境内を掃除されている御住職にご挨拶、大変にこやかに返していただきました。
手洗い所でお清めをし、本堂と大師堂でそれぞれ献灯・献香しお経を唱える。

納経所では御住職と奥様?から有り難いお言葉を掛けていただく。
一応「記念に写真を撮ってもいいですか?」とお尋ねすると、にこやかに「どうぞどうぞ~」と。

なんか拍子抜けしました(笑
結局、参拝者のマナーとか、作法、心掛け等に人一倍厳しい方なのだけではないかと思いました。
c0133458_14494722.jpg

第六十三番札所「吉祥寺」

先ほどの「宝寿寺」で極度に緊張した後に回ったので、安堵感からかよく覚えていません(^_^;)
c0133458_14505080.jpg

第六十四番札所「前神寺」

山裾に広がる広大な札所。
かつては西条藩主松平家に手厚く保護されるなど、歴史ある寺院であり、本堂の造りは圧巻のひとこと。
何となく「日光東照宮」と似た雰囲気のある寺院でした。
前髪無いけど前神寺である(笑
c0133458_14511324.jpg
c0133458_14520551.jpg
c0133458_14523010.jpg

第六十五番札所「三角寺」

「前神寺」からは約46キロと、この旅で初めてで最長の長距離移動区間。
ここで伊予の国「菩提の道場」を終了し、お次は讃岐の国「涅槃の道場」に向かうのである。
c0133458_14530647.jpg

第六十六番札所「雲辺寺」

八十八カ所霊場の中で、一番標高が高い札所(標高911メートル)
さあ、ここからはいよいよ讃岐の国は香川県内を巡る「涅槃の道場」に突入します!

「涅槃の道場」は全てが香川県かと思いきや、ここだけは敷地が県境にまたがっており、お寺の住所は徳島県なのである。

香川県側の麓からロープウェイで参拝するのが一般的らしいが、往復2000円以上もする…
調べたら、徳島側から狭い道がウネウネと、お寺まで繋がっているみたいなので、当然こちらのルートを選択する(笑
「三角寺」からのアクセスも、こちらの方が早いと思います。
c0133458_22411530.jpg
さすがに1000メートル近くの高さとなると、山上の寺院は真夏でも心地良い。
全体的に真新しい札所でした。
c0133458_22415615.jpg
c0133458_22421338.jpg

ここから次の「大興寺」までは、徳島県側から県道6号を通り「六地蔵越え」という峠越えルートに。

地図を見たら、かなりクネクネしているので、ある程度の狭路は覚悟していましたが、実際に県道の入り口に来てみると、標識が無かったら、にわかには県道と思えない様相を呈しています…
c0133458_22542768.jpg

恐るべし四国、半分ダートになっている区間もありました。
しかしこれが四国の醍醐味とも言える(笑
c0133458_22551532.jpg

第六十七番札所「大興寺」

日中の暑さもピークの時間帯となり、下界の寺院は死ぬほど暑いの一言…
そそくさと参拝を済ませました。
c0133458_22570335.jpg

とっくに昼飯時も過ぎているので、いい加減お腹も空いてきたところ。

せっかく讃岐うどんの本場に来たのだからと、ルート上で評判の良いお店を見つくろいます。
観音寺市内にある「うまじ家」さんというお店に行きましたが、さすが本場の讃岐うどんは美味しいの一言ですな~(^^)
もちろん真夏に美味しい「ぶっかけ」をいただきました。
c0133458_23025734.jpg
c0133458_23053168.jpg

第六十八番札所「神恵院」・第六十九番札所「観音寺」

二つの札所が同じ境内に存在するという、大変珍しい札所。
我が輩も、行って初めて気づきました(隣同士なのかと思ってました
納経所で若い御住職?の方にお尋ねしたところ、やはり明治維新後の廃仏毀釈が由縁だそうでして、大変丁寧に御教示いただきました。
c0133458_23124416.jpg

第七十番札所「本山寺」

国宝の本堂と、味わい深い重要文化財でもある仁王門を擁する、風格のある札所。
霊場中、数少ない五重塔も大変立派。
c0133458_23173407.jpg

ここから、次の七十一番札所「弥谷寺」の駐車場に到着したのが、納経所の締め切り時間の午後5時前。
駐車場からは本堂までは、かなりの長さの階段を登らなくてはならないことが分かり、シャトルバスも営業が終わっている。

これは間に合わないと判断し、一つ飛ばすことにはなるが、ここから5キロほどの場所にある72番に向かうことにし「弥谷寺」は明日に訪れることにする。


第七十二番札所「曼荼羅寺」

ほんとギリギリの時間に到着したことから、最初に納経所で御朱印をいただき参拝した。
夕方で誰もいない境内は、なかなか雰囲気が良かった。
c0133458_23263090.jpg

この日のお遍路も終了したことから、丸亀市内にある本日の宿に向かうことに。
早朝5時に四国に上陸し、かなり長い時間と距離を費やしたことから、もうヘロヘロ…暑かったし…(T_T)

朝食付きのみのビジネスホテルなので、チェックインの前に晩飯と酒を買い出しする。

この日の晩飯は、出発前から決めていました。
丸亀ではウドンに次ぐ名物グルメである「骨付鶏」ですよ~
c0133458_23534328.jpg
「骨付鶏」では老舗の「一鶴」で、お持ち帰りの骨付鶏と鶏飯を注文します。
バイクのメットインの中に不安定な形で運んだので、汁とかこぼれていないか心配でしたが、なんとか無事にホテルい到着。
しかし、臭いも強いですね~旨そう(^^)

真夏のハードなお遍路の後のビールは最高!
骨付鶏と鶏飯も旨い~

さあ、明日も頑張ろう!


つづく
c0133458_00200601.png

[PR]
トラックバックURL : https://gotu.exblog.jp/tb/28180124
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by at 2017-11-10 21:34 x
裁判沙汰にまでなっていたようですが62番札所そうなっていたんですか。
どこかのお寺が手を上げたりして。
Commented by gotutrk at 2017-11-10 22:31
管理人ごつ
>桐さん まあ、なんというかはっきり言って内輪揉めですので、どちらの言い分も理解できるのですが、参拝者や信徒さんありきの対応をお願いしたいものです…世界遺産を目指しているのですから(^_^;)
巡っていて気持ちの良いものでは無いですからね。
名前
URL
削除用パスワード
by gotutrk | 2017-11-09 21:52 | 四国八十八カ所お遍路ツーリング | Trackback | Comments(2)

「ごつ」の単車生活


by ごつ